メインのインデックス積立を増額しました。今の米国市場は随分と不安定で、長期債金利は上がっているし、テーパリング(中央銀行による国債などの買取を減らしていくこと)はこの秋から来年にかけて行われる見通しですし、原油価格の上昇、サプライチェーン問題、インフレ懸念も解消できていませんから、今は買い時ではないかもしれません。しかし、結局長期積立投資にとってはそれらの波風はさざ波に過ぎないと判断しました。
僕は楽天証券を使っているので、投資対象は楽天・全米株式インデックス・ファンドです。ETF である $VTI と迷いましたが、最終的に投資信託の方が良いと判断しました。
まず第一に、そもそも楽天証券では ETF の自動積立に対応していないというのが理由です。日々の雑務に追われて積立投資を忘れることもあり得るので、確実に積立ができるよう、自動積立ができる投資信託の方が望ましいと考えました。
そして第二の理由、これがとても大事と思うのですが、ETF では1株単位での売り買いとなりますが、投資信託では口単位での売り買いとなります(口についての説明は、一般社団法人投資信託協会のこちらのページをご参照ください)。具体例で考えてみましょう。これを書いている 2021/10/13 時点で $VTI の株価は $224.60 です。仮に $1=100 円として、毎月 5 万円の積立をしたいと考えると、今日の株価だと 2 株買うことができます。もし来月に VTI が $251.00 になった(ドル/円のレートはそのまま)とすると、来月には 1 株を買うことになります。一方、投資信託だと毎月 5 万円きっかり分の「口数」を購入することができるのです。定期積立の一番のメリットは、上がった時も下がった時も常に一定額を購入することでその変動を平均化させることにあると思います。これが、ETF でやる場合には毎月の購入株数、ひいては毎月の投資額を一定に保つことができません。投資信託ならば毎月決まった額を積み立てて、目論見通りの変動の平均化によるメリットを享受できます。
ETF と投資信託は細かく見るとそれぞれのメリット・デメリットがあるようですが(ブログにできるほどはまだ詳しくなく、ただいま勉強中です)、殊長期定額積立に限っては投資信託の方に分があるように思います👶
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